【ポケモンSVダブル】S20使用構築 最終40位 剣王災魚ザシアンイーユイ

【はじめに】

こんにちは。今回はS20ダブルで使用したザシアン構築を紹介します。

【結果】

TN ひたぎ 最終40位

【使用構築】

構築経緯

(1)

まず、5月に知り合いと話した際、黒バドの隣にいる格闘タイプを半減させる毒、ゴースト、エスパータイプがいずれも黒バドに対して不利であるため、伝説ポケモンにテラスを切らせるとフェアリーに寄りやすいという問題があると認識した。

上位の構築記事を参考にした結果、ザシアンが現環境に適していると判断した。特にフェアリーテラスを採用した黒バドやミライドンに対して有効であることが、ザシアンを採用する決め手となった。ザシアンはタイプ一致のフェアリーテラスを活かしつつ、相手のフェアリーテラスにも対応できる点が強みであると考える。

ザシアンの元のタイプは受け性能に優れており、テラスへの依存度が低いため、一般枠でテラスをためらわずに切ることができる。相手に見える選択肢を増やすことで、行動を読まれるリスクが軽減され、よりストレスの少ない戦いが可能になる。

一方で、ザシアンにはいくつかの弱点も存在する。「いかく」や「ねこだまし」が確実に通るため、先発としての適性が低く、全体技を持たないため、「このゆびとまれ」と伝説ポケモンの組み合わせに対しての対応が難しい。また、自身より速い黒バドには圧倒されやすいという課題もある。

これらの点を踏まえ、黒バドを中心としたサイクル構築が特に厄介であると考えた。ノーマルテラスザシアンを用いたサイクル構築を試みたが、テラスを切った後に「こだわりスカーフ」ウーラオスに縛られるケースが多く、格闘の一貫性を切るためにモロバレルを組み込んだ。しかし、相手の持ち物によってはモロバレルの動きが制限される場合があり、例えば、「いのちのたま」黒バドの「サイコキネシス」や、「てだすけ」ガオガエンと「こだわりメガネ」ゴーストテラス黒バドの組み合わせに対しては、一ターンで敗北することも頻繁に見られた。

そこで、サイクルではなく対面構築をベースに組むことにした。積み型の黒バドに加え、「こだわりメガネ」黒バドにも対応できるようにすることを目指した。これにより、「ねこだまし」や「いかく」の影響を受けにくい初手の選定が重要となり、ザシアンとの相性が良い全体技の採用や、黒バドに対して上から妨害できるポケモンの選定が必要であると考えた。

(2)(3)

Sブースト「こごえるかぜ」ハバタクカミと「おんみつマント」イーユイは、上記の条件をすべて満たす初手である。黒バド構築でよく見られる「きあいのタスキ」水ウーラオスよりも、両者が上から動ける点が評価されている。さらに、黒バドに対して最も詰ませ性能が高いノーマルテラスハバタクカミを採用することに決めた。

このルールでは、多くのサイクル構築が伝説枠にテラスを温存しようとするため、この2体はサイクルパーツに対して圧力をかけ続けることができる。

(4) 

そこで、「いかく」を気にせず、上述の3匹が誘う炎タイプや炎テラスに対応できる「こごえるかぜ」要員として、水ウーラオスを採用することにした。

他にも炎テラスに対応し、ハバタクカミの展開と相性の良い候補として、水オーガポン、岩オーガポン、キラフロル、化身ランドロスなどが考えられるが、格闘枠として、ノーマルテラス黒バドやテラパゴス対策にもなるため、水ウーラオスをそのまま採用した。

(5) 

上記の4体には以下の問題点がある。

・電気と地面が一貫している

・水タイプに対する効果抜群の技がない

・上からのビートダウンしかできない

そのため、「おいかぜ」ミライドン構築や「おいかぜ」カイオーガ構築、「トリックルーム」(特にガチグマ入り)構築に対して不利となる。

これらの問題をある程度解決するために、ゴリランダーを採用することにした。

具体的には、「ねこだまし」で「おいかぜ」や「トリックルーム」のターンを稼ぎ、「グラスメイカー」で相手のミライドンやイエッサンからフィールドを奪うことができる。また、「ねこだまし」+「つるぎのまい」や「ねこだまし」+「ふかしのこぶし」により、ザシアンやウーラオスとの相性も良い。このポケモンを採用することで、「攻撃+攻撃」だけでなく、「守る+交代」という動きも可能となり、最低限のサイクルを形成できる。

(6) 

最後に、上記の5体では対処しきれない晴れ構築に対応するため、汎用性を維持しつつタケルライコを採用した。
これにより、水タイプへの別の対策ルートも確保できた。ゴリランダーはガオガエンと水テラス白バド、トルネロスと水ウーラオスに対して特に強いわけではなく、本来の水タイプに対する役割が弱まるが、その部分をライコが補完する。
先制技を持つポケモンを3体採用することで、ハバタクカミに依存しない攻撃ルートも確保できた。
以上で構築が完成した。

コンセプト

・テラス依存度の低い伝説を使うことで全員が強く動ける

・環境に多い強力なタイプおよびテラスタイプに対応できるビートダウン

・先制技を活かした柔軟な攻め

個体紹介

ザシアン@くちたけん(フェアリー)

[調整意図]

S:最速135族抜き

A:余り、2n

H:16n+1

B:A200「すいりゅうれんだ」がずれるライン

HB:

A238白バドのダブルダメージ「ブリザードランス」 + 「10まんばりき」を85.16%耐え

HD:

C205イーユイのダブルダメージ「ねっぷう」を耐え

C187「こだわりメガネ」ミライドンのフィールドのない電気テラス「イナズマドライブ」を耐え

C217「こだわりメガネ」黒バドのゴーストテラスダブルダメージ「アストラビート」を耐え

[解説]

相棒枠兼伝説枠。アタッカー、スイーパー、積みエース。

一部のヘイラッシャ構築を除き、ほとんどの試合で選出した。サイクル相手には裏に置くことが多いが、「いかく」がない構築には先発としても活躍する。

高い素早さを活かし行動回数を増やすことが重要であり、135族より速いことを確保しつつ耐久にも振っている。

技構成は「きょじゅうざん」、「じゃれつく」、「まもる」がほぼ確定。この構築ではモロバレルを突破する手段が少ないため、最後の一枠には「つるぎのまい」を採用し、「ねこだましつるぎのまい、次のターンきょじゅうざん」という流れを活かす。

テラスタイプは構築経緯通りフェアリーを選択。電気、水、炎、草の先制技を半減するドラゴンも選択肢に考えられたが、ハバタクカミ以外格闘が一貫している構築であるため、フェアリーテラスが対ザマゼンタ戦で特に活躍する。

ハバタクカミ@ブーストエナジー(ノーマル)

[調整意図]

S:最速オーガポン抜き

C:「わざわいのたま」「ムーンフォース」で無振りミライドンを高乱数一発

H:16n+1

HB:A200「すいりゅうれんだ」を98%で耐え

HD:

C187「こだわりメガネ」ミライドンのフィールドのない電気テラス「イナズマドライブ」を耐え 

C217黒バドのダブルダメージ「アストラルビット」を7/8で耐え

[解説]

初手要員。アタッカー兼サポーター。

S操作が少なく、誰よりも上に動けるパーティに対して初手に出すことが多かった。使い慣れていたため使いやすかったが、物理偏重の構築に対しては仕事量が限られる点が反省材料であった。レギュFからこのポケモンが初手に出された時点、相手の水ウーラオスの行動が限られるし、選出画面にいるだけで相手のスカーフポケモンの先発を抑制できる。また、相手が「こだわりスカーフ」化身ランドロスなどのスイーパーを採用している場合、後ろに置く試合もあった。

配分については以下の構築記事を参考にした:

【S18ダブル】 いのちのたまカイオーガ 【最終46位レート2004】|ポケモンパーティ構築|ポケモン徹底攻略

技構成は、「このゆびとまれ」+ 「こだわりメガネ」黒バドに有効な「こごえるかぜ」と、「おんみつマント」黒バドに有効な「でんじは」を採用。このルールでは、伝説枠だけを通すパーティも多いため、「でんじは」の強さが際立っている(運ゲーで申し訳ありません)。最後の技は環境に合わせて調整可能である。瞑想カイオーガが流行していた時には「にほんばれ」を採用してイージーウィンを狙ったが、汎用性が低いため最終的には「まもる」を選択した。このポケモンの強みは、型をずらすことで初見殺しを狙える点であり、型が読まれた場合には「シャドーボール」や「あまえる」に変更するのも一つの手である。

テラスタイプとしてはノーマルを採用。黒バド構築において格闘枠よりも速いため、ノーマルテラスを活用できる。結局、このルールでは黒バドの「アストラルビット」を無効化する枠があることが重要であるため、たとえハバタクカミを諦めたとしても、ノーマルテラスの他の選択肢を探すべきである。

イーユイ@おんみつマント(みず)

[調整意図]

S:準速ウーラオス抜き

C:11n

B:A200「すいりゅうれんだ」がずれるライン

HD:C205イーユイの弱点テラバーストを耐え

HBD:A200ウーラオスの「アクアジェット」 + C217「のろいのおふだ」黒バドのダブルダメージ「アストラルビット」を95.71%で耐え

[解説]

相棒枠その2。アタッカー兼起点作成サポーター。可愛いさかなさん。

最初は、テラスを切っても黒バドを受けられ、白バドの「10まんばりき」を耐えられるHBCとつげきチョッキ」イーユイを試用した。また、「カタストロフィ」により、相手の「すてゼリフ」を気にせず定数ダメージで圧力をかけ続けることが可能であった。しかし、ゴリランダーが不在の場合、チョッキ枠としてミライドンを受けられないため、チョッキ枠をゴリランダーに変更した。

イーユイを先発として使用する際、相手が初手で「ねこだまし」を打ってこないことが多いが、持ち物が判明するか、テラスを使うと相手が「ねこだまし」を使ってくるため、「おんみつマント」が最適な持ち物であると判断した。「おんみつマント」と「ちょうはつ」の組み合わせにより、ザシアンがモロバレルガオガエンからの妨害を受けにくくなり、「つるぎのまい」の隙を見つけやすくなる。

「わざわいのたま」により、フェアリー半減ではない炎タイプのガオガエンに対して、「ムーンフォース」2発と「ねっぷう」で倒すことが可能となる。また、「じんらい」のリーチを伸ばすことで、相手の予想外の縛りを作り出すことができる。

技構成としては、全体技の「ねっぷう」と「バークアウト」を採用した。ハバタクカミの「ちょうはつ」は実際にはそれほど強力ではなく、トリックルームやサイクル相手に対してハバタクカミ自体も大きなダメージを与えられないため、「ちょうはつ」が欲しい場合が多く、代わりにイーユイに持つことをした。最後の枠には水「テラバースト」を採用し、水ウーラオス不在時でも無理やり炎タイプに対処できるようにした。「オーバーヒート」はザマゼンタ戦で有効であるが、技スペースが不足しているためイーユイの出番が減少した。対鋼の役割が弱まる点は残念である。

テラスタイプとしては、カイオーガサイクル構築に対してほぼ確定で選出するため、水と草が考えられる。白バドを意識して水を選択した。

「まもる」を採用しなかったため、このポケモンは特にハバタクカミを選出しない場合に少し使いにくかった。他のイーユイを活躍させるサポーターが必要であり、この問題点を解決すれば、強い構築が完成するであろう。

水ウーラオス@きあいのタスキ(みず)

[調整意図]

準速ASぶっぱ

H:16n

[解説]

襷枠兼ウーラオス枠。アタッカー、スイーパー。炎タイプ対策枠。

きあいのタスキ」による行動保証があり、対面系に強く、高い素早さも評価されている。しかし、「先制技+伝説枠からの高火力技」で対処されやすいため、耐久が求められる盤面も多い現状であるが、解決策がまだ見つかっていない。

技構成はスタンダードであり、テラスタイプには水を採用している。これは、炎タイプに対して水技を打ち続けるためである。

「ふかしのこぶし」のズルさから使いやすく、一度も構築から外れたことはないが、限界を感じる場面も存在する。特に、相手の炎テラスゴリランダーに対しては有利とは言えない。また、「ゴツゴツメットガオガエンや「ほのおのからだ」ブーバー、ウルガモスの流行により、炎に対する強さが疑問視される状況である。このため、この枠については他の候補も検討している。例えば、化身ランドロスを採用すれば、電気テラスや毒テラス、晴れ下の炎テラスに対しても等倍以上の打点を確保できるため、より強い構築が可能であると考えている。

ゴリランダー@とつげきチョッキ(ノーマル)

[調整意図]

S:無振り

A:11n

HB:A200「てだすけ」「あんこくきょうだ」を耐え

HD:

C222「こだわりメガネ」カイオーガの水テラスダブルダメージ「てだすけ」「しおふき」を7/8で耐え

C217「こだわりメガネ」ミライドンのフィールドのない「てだすけ」「りゅうせいぐん」を耐え

[解説]

アタッカー兼サポーター。特殊受け。

ザシアンと一緒にガオガエンに弱いポケモンを採用する理由は、戦術的な観点だけでなく、戦略的な観点からも考慮する必要がある。このポケモンは、縦の対応だけでなく、横の動きも強力にサポートできる点が評価されている。

参考にした記事:

S15 統合ガチカイハッサム【最終5位(2221)】(3/15補足) : かもねぎのやみなべ

(このゲームの本質を非常によく捉えていると思いますので、ぜひ読んでみてください。)

特殊伝説を意識した調整であるが、火力を高めて先制技のリーチを伸ばす、あるいは「こだわりハチマキ」ウーラオスの「インファイト」に耐えるための物理耐久を上げる方が、より強力である可能性がある。

テラスタイプにはノーマルを採用した。主にイエッサン系のアグロ黒バド構築に対して、ザシアンやイーユイと並んでいる際に、黒バドが「ワイドフォース」を使う可能性が低い場合に効果的である。また、こだわりアイテムを持つ「しんそくカイリューエンテイに対して、「ねこだまし」の火力を上げて倒す試合がいくつかあった。しかし、水+氷(例:水ウーラオス+パオジアン、カイオーガアマージョ)を半減できる水や鋼、あるいは単純に火力を上げる草テラスの方が優れている可能性もある。

タケルライコ@じしゃく(でんき)

[調整意図]

S:S-1で準速ウーラオス抜き

C:11n

H:16n+1

B:A200「すいりゅうれんだ」がずれるライン

HB:

電気テラス込みでA238白バドのダブルダメージ「ブリザードランス」を87.9%で2耐え

HD:

C222「こだわりメガネ」カイオーガの水テラスダブルダメージ「しおふき」を最高乱数以外耐え

C183「ちからずく」化身ランドロスのダブルダメージ「ねっさのあらし」を耐え

[解説]

伝説枠その2。アタッカー。

晴れ構築対策としての役割を持ちながら、瞑想系以外の多くの構築にも対応可能である。環境的に「こだわりメガネ」ハバタクカミや化身ランドロスがレギュGから減少しており、伝説枠となっている(電気テラスを強力に使えるため、有利と言えるのはグラードンのみ)。ザシアン、イーユイ、水ウーラオスは水テラス白バドに対して強くないため、最終的に白バドの処理はこのポケモンに依存することになる。

配分は主に水ウーラオスや白バドを意識して調整した。耐久に振る場合は、B方面を重視するのが適切である。技構成については、「10まんボルト」「じんらい」「まもる」がほぼ確定であり、ドラゴン技に関しては、この構築のサイクル能力が高くないことから、場に残ることが多いと考え、「りゅうのはどう」を採用した。

持ち物は、相手の晴れを利用して単純に火力を上げる「じしゃく」を選択した。「いのちのたま」を採用しなかった理由は、耐えるべき攻撃に耐えられなくなる可能性があると判断したためである。例えば、ザマゼンタの「ボディプレス」を2回耐えることがほとんどである。(これは受けを重視する考え方に基づいており、見直しが必要と感じている。攻めの視点で考えると、「いのちのたま」C特化の方が適しているかもしれないが、実際にどれが最も強力であるかは不明であり、全てを試すべきだった。)

テラスタイプには電気を一択で採用した。

【選出パターンと立ち回り】

普段は直感的に対応していたが、明確に言語化しなければ勝率の安定が難しいと感じているため、メモ的なものとして以下に記録する。参考程度にしていただきたい。

基本選出

先発:ハバタクカミ+イーユイ、ウーラオス、タケルライコから1体

後発:ザシアン+@1

ビートダウンルートで勝利が狙えそうな場合は、このパターンを選択することが多い。

対追い風

カイオーガ

先発:ウーラオス+タケルライコ or ハバタクカミ(化身ランドロス入り)

後発:ザシアン+ゴリランダー

カイオーガが初手に来た場合は、「インファイト」+「りゅうのはどう」あるいは「じんらい」で倒し、ザシアンの飛行・草耐性を活かして有利に進めることができる。

カイオーガが初手に来ない場合(例えばトルネロスランドロスが先発の場合)は、1ターン目にトルネロスの隣のポケモンを倒した後、カイオーガが死に出しされ、「しおふき」で2体を縛られる展開を避けることが重要である。

具体的には、ハバタクカミ+ウーラオス対初手トルネロスランドロスの場面では、1ターン目に「こごえるかぜ」+「みきり」を使用し、ランドロスを倒さないようにしつつ、2ターン目に相手の持ち物やラスの有無を確認し、それに応じた立ち回りを行う。(裏に水テラス「こだわりスカーフカイオーガがいる場合に備えた対応を取るなど)

ミライドン 

先発:

ハバタクカミ+イーユイ(イーユイ入り)or

ウーラオス+イーユイ(炎オーガポン入り)or

ハバタクカミ+ウーラオスガオガエン入り)

後発:ザシアン + ゴリランダー

相手の炎枠の処理ルートを意識して戦う必要がある。炎オーガポンがテラスを積極的に切れる状況を避けるため、水ウーラオスを確定で選出する。

BO1では上記の選出を使用しているが、再戦時にはザシアンを初手に出すか、ライコを出すかを再考する必要がある。

黒バド(イエッサン入り)

先発:イーユイ+@1 

後発:ゴリランダー+@1

構築の性質上、選択画面から択が生じる。ノーマルテラゴリランダーによって勝てる試合が多い印象である。

トリックルーム

白バド(ドーブル入り)

選出①

先発:イーユイ + ゴリランダー

後発:ウーラオス、タケルライコ、ザシアンから2体

1ターン目はドーブルに「ちょうはつ」、白バドに「ねこだまし」を選択する。

イーユイとゴリランダーに対して相手が炎テラスを切る場合には、イーユイの水「テラバースト」あるいはウーラオスで対処する。

選出②

先発:イーユイ + ウーラオス

後発:ゴリランダー、タケルライコ、ザシアンから2体

1ターン目は白バドに「ちょうはつ」、ドーブルに「すいりゅうれんだ」を選択する。

イーユイとウーラオスに対して相手が水テラスを切る場合には、タケルライコとゴリランダーで対処する。

ルナアーラネクロズマ(イエッサン入り)

先発:ザシアン+イーユイ

後発:ゴリランダー+ウーラオス or タケルライコ(コータス入り)

1ターン目はザシアンを「つるぎのまい」、イエッサンには「ちょうはつ」または「バークアウト」を選択する。

対サイクル

黒バド、ルナアーラ、テラパゴス

先発:ハバタクカミ+イーユイ

後発:ザシアン+ウーラオス or ゴリランダー(ウーラオスの通りが悪い場合)or たまにタケルライコ(トルネ入り)

1ターン目は、伝説ポケモンの隣に「ムーンフォース」、イーユイは「バークアウト」あるいは「ちょうはつ」を選択する。伝説枠の型を確認した上で、それに応じた立ち回りを行う。

カイオーガ

先発:イーユイ+ウーラオス

後発:ザシアン+ゴリランダー

1ターン目は、相手のサポートポケモンに「ちょうはつ」を選択し、その後「バークアウト」を連打していく。

ブリジュラス入りの構築に対しては勝率が低く(1勝3敗)、今後は「にほんばれ」の採用も検討する必要がある。

白バド

先発:イーユイ+ウーラオス

後発:ザシアン+タケルライコ or ゴリランダー 

or

先発:ザシアン+ウーラオス

後発:ゴリランダー+タケルライコ or イーユイ

or

先発:タケルライコ+ウーラオス

後発:ザシアン+イーユイ

不利。 実は雰囲気で選出しているが、勝率は高くない。両方のポケモンが氷技を半減する盤面では、次に「ねこだまし」の圧をかけるために、よくゴリランダーに交代する必要がある。読まれない場合でも勝率は50%程度にとどまる。

物理対面系

ザマゼンタ

先発:ハバタクカミ+タケルライコ

後発:ザシアン + ウーラオス

このパターンで行く。 試合の展開に応じて、タケルライコ、ザシアン、ウーラオスのいずれかのテラスを切れる。

ザシアン、白バド

先発:ザシアン以外

相手がタケルライコ+ウーラオスのような初手を出してきた場合、ザシアンが苦手とするじゃんけんゲームになるため、初手に出さない傾向にある。

晴れ

コライドン

先発:ハバタクカミ+イーユイ or ウーラオス

後発:ザシアン + タケルライコ

コライドンにテラスを強要し、ライコで処理し、ザシアンで一般枠を処理する。

グラードン

正直、そこまで考えておらず、コライドンと同じプランで対応する以外に良い方法が思いつかない。地面全体技が一貫しているし、グラードンも耐久型が多いため、どう倒すかは不明である。(ペリッパーザシアンを使っていた時は一度も負けたことがないが。)

対寿司

先発:できるだけ守れるポケモン2体

後発:ゴリランダー+@1

「てんねん」ヘイラッシャを相手にする際、ザシアンは単なる一般枠であり、選出しなくても問題ない。代わりに、初手でテラスを強要できるポケモンを出し、ウーラオス+ゴリランダーで勝利を狙うのが最適である。この戦術がうまくいかない場合は、「でんじは」、「ねこだまし」+「すいりゅうれんだ」、そして「ねっぷう」で草テラス寿司に対処するしかない。

【重いポケモン

化身ランドロスグラードン

炎テラスゴリランダー、ウルガモス

カイオーガサイクルのブリジュラス

【おわりに】

正直構築の完成度は低く、考え方も甘かったのは否めませんが、前シーズンに強い方々と対戦できたのは嬉しかったです。

サイクル構築が好きで、ガオガエンが解禁されてからはいつもサイクルパーツを中心に構築を組んでいましたが、今回は違う組み方を試してみました。この記事を書いているとき、友人がザシアン構築を作っていて、その勝ち方も美しいです。やはり、サイクルを諦めてはいけないと感じます。次はガオガエンモロバレルを使う予定です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

スペシャルサンクス

構築の理論段階でお世話になり、理論を参考にさせていただいたそらりあさん、ねさん、シアノさん、vanさん。

OTSBO3の練習を一緒にしてくださったコテツさん、すみれさん。

構築相談に乗ってくださり、問題点を指摘し、ランクマで熱い試合をしてくださったマルコさん、ビクターさん。

同じ5体を使って励ましてくださったfukushi sotaさん。

ランクマで何度も対戦し、感想を交換してくださったくろたまさん、テヨンさん、アザラシさん。

 

おまけ

TNの由来は『物語シリーズ』のヒロイン・戦場ヶ原ひたぎから取ってます。このシリーズは、独特のキャラクターや物語展開が本当に魅力的で、大好きです。ぜひ皆さんもご覧ください!最近放送中の『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』も面白くて、EP7も楽しみにしてます。